唇が乾燥する原因と病気について

唇が乾燥したり、口の周りの皮膚が荒れてしまうのには、唇が保湿力を損ないやすい部位であることを原因としています。表皮を形成する角質層も薄いため、他の体の部位に比べて乾燥に弱いといえます。

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目次
  • 唇が乾燥する原因
  • 1. 唇は人体の構造上、乾燥しやすい部位
  • 唇の乾燥 ケア方法
  • 2. 食生活の乱れや生活習慣一因に?
  • 食生活の乱れや生活習慣 ケアの方法
  • 3. 長引く場合は病気の可能性も
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唇が乾燥する原因

唇がカサカサに乾燥したり、口の周りが荒れてしまうと、ちょっと笑顔になっただけで肌が裂けてチクっとした痛みを伴います。せっかくみんなで楽しい会話をしたいのに、唇がこんな状態では笑顔が不自然になったり、思いっきり笑うことができません。唇が乾燥してしまう原因、唇が荒れてしまう原因には、一体どんなものがあるのでしょうか。

唇

乾燥する原因

  • 唇は人体の構造上、乾燥しやすい部位
  • 食生活の乱れや生活習慣も一因に?
  • 長引く場合は病気の可能性も

1. 唇は人体の構造上、乾燥しやすい部位

唇が乾燥したり、口の周りの皮膚が荒れてしまうのには、唇が保湿力を損ないやすい部位であることを原因としています。肌の保湿には、皮脂腺から分泌される皮脂が重要な役割を担っています。皮脂が肌をコーティングすることで皮脂膜を形成し、肌から水分や潤いが蒸発するのを防いでくれているのです。ところが、唇の周りにはこの皮脂腺がほとんどありません。そのため乾燥しやすく、水分の蒸発によって肌荒れが起こりやすいのです。また、表皮を形成する角質層も薄いため保湿力に乏しく、他の体の部位に比べて乾燥に弱いといえます。

「顔や体の他の部位は乾燥しないのに、唇だけ乾燥してしまうのはなぜ?」と疑問に思う理由には、こういった唇の構造上の特徴があるのです。

女の子

唇の乾燥 ケア方法

唇の乾燥や皮膚が荒れてしまうのをケアするには、保湿力を高めたり補ってあげることが重要になります。

リップクリームで水分保湿を (予防)
唇の水分量や保湿力を維持する方法は、リップクリームを塗るのが一番効果的です。リップクリームに含まれる油脂成分が唇表面をコーティングすることで、唇の水分蒸発を防いで保湿力を高めてくれます。唇に潤いが生まれると、プルプルとした綺麗なピンク色の唇に近づくことができます。

リップクリーム(検索)
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リップクリームで水分保湿を (治癒)
一般的なリップクリームは乾燥を予防するためのものであり、治癒するためのものではないという点も留意しておきたいところです。すでに乾燥してしまったり荒れてしまっている唇にリップクリームを沢山塗っても、治癒に向かわないどころか、リップクリーム成分によっては炎症を起こし、乾燥や荒れを悪化させてしまう場合もあるので注意が必要です。

唇の治癒目的としたリップクリームは「医薬品」として分類されています。 (第3類医薬品)

保湿力を高めるアイテム いろいろ
リップクリームのほか、肌や体の保湿力を高めるアイテムには、保湿クリームやスチーマー・加湿器といったアイテムもあります。保湿力を高めるアイテムについては、下記リンク先でも紹介しています。

2. 食生活の乱れや生活習慣も一因に?

唇の構造上の理由のほかには、食生活の乱れや生活習慣によっても乾燥や皮膚荒れを引き起こしてしまう場合があります。

栄養バランスの偏りが症状に表れやすい

唇は表皮を形成する角質層が薄く、また保湿に関わる皮脂線からの皮脂分泌もほとんどないため、ちょっとした栄養バランスの乱れであったり、偏った食生活によって肌コンディションが乱れやすい部位です。偏食や大食い、深夜の不規則な食生活などを控え、バランスの良い食生活を心掛けるようにしましょう。特にビタミンB2には、皮膚や粘膜を正常に保つ作用があるとされるため、積極的に摂っていきたい栄養素となります。

酒

唇を舐めるのはあまり良くない

唇や口の周りが乾燥してしまったときや冬場の乾燥対策に、ついつい舌で唇を舐めてしまいがちですが、実はあまり良くない行為とされます。唇に唾液が付着することで一時的に保湿力が高まるものの、また乾燥して唾液が蒸発する際に、一緒に皮膚中の水分保湿も奪ってしまうとされています。唇を舐めるのではなく、乾燥対策を行うのであればきちんとリップクリームを使うようにしましょう。

舌

リップクリームや口紅が合っていない

唇は角質層が薄くデリケートな場所です。リップクリームや口紅の成分には吸着力を高めるための油脂成分や化学成分が含まれています。リップクリームを使う前から皮膚荒れや炎症が起きている場合、これらの症状を悪化させてしまうほか、肌と合わないことでかぶれなども引き起こされる場合があります。また、頻繁に使用すると余計な刺激を与えることにも繋がるため、自分の肌コンディションと相談して塗る回数を調整するようにしましょう。目安としては一般に1日5回以下に抑えるのが適正とされます。

また、使用後にはリップクリームや口紅の洗い残しにも気を付けたいところです。

口紅

食生活の乱れや生活習慣 ケアの方法

食生活の乱れや生活習慣といったものは、意識して少しずつ変えていくしかありません。栄養バランスの偏りは唇の乾燥や皮膚荒れのほか、ニキビや吹き出物、生活習慣病など体中の様々な場所に変調をもたらすので日頃から気に掛けておきたい項目です。以下では、皮膚や粘膜を正常に保ち、肌コンディションを整える栄養素を紹介します。

ビタミンB2が皮膚や粘膜の健康維持を助ける

食事の栄養素摂取にも気を配ることで、体の内側から保湿力を高めることができます。発育のビタミンとも呼ばれるビタミンB2には、体の皮膚や目・口の中の粘膜などを維持し、正常に保つ働きがあるとされます。

働き
  • 脂質をエネルギーに変換する (脂質代謝)
  • 皮膚・髪・爪などの再生を促す (肌の健康維持)
  • 皮膚や粘膜を正常に保つ
多く含まれる食品
  • レバー・うなぎ・イクラ・ウニ・たらこ・卵・納豆・乳製品・焼きのり・ひじき・しいたけ・モロヘイヤ・パセリ・ほうれんそう など
ビタミンB2

3. 長引く場合は病気の可能性も

リップクリームを塗る、規則正しい食生活を心掛けていても、なかなか唇の乾燥や皮膚荒れが治らないことがあります。特に「唇が乾燥するからリップクリームを塗る」⇒「塗り過ぎや肌との相性によって症状が悪化したり、かぶれが生じた」といった悪循環を起こしている場合には、使用しているリップクリームを控えたり、皮膚科専門医に相談を仰いでみることを勧めます。

唇の病気

接触性口唇炎 いわゆる「かぶれ」のことで、リップクリームや口紅、歯磨き粉といった化学成分が皮膚表面に残っていたり、肌との相性によってアレルギー反応を起こしたりすることで「かぶれ」となって表れます。アレルギー症状を引き起こしている原因を特定する方法には日用品の「パッチテスト」が用いられますが、原因を完全に特定することは難しく、時間を掛けて原因を絞り込んでいくことになります。
アトピー性口唇炎 アトピー症状が唇や口の周りに出てくるもの。唇の乾燥や皮膚の亀裂などを伴い、皮膚表面がカサカサに荒れて皮が剥けてしまうのが特徴です。皮膚の亀裂やめくれといった症状は痛みを生じるため、ワセリン(軟膏)などで常に保湿ケアしてあげる必要があります。アトピー性口唇炎は長期化することも多く、治りかけても再び悪化してしまうことがしばしばあります。
口角炎 唇の両端にできる炎症で、ウイルス性によるもののほか、生活習慣の乱れやストレス、ビタミンの欠乏などによっても引き起こされます。ウイルス性のものはカンジダと呼ばれる真菌類(カビ)が原因の場合が多いとされます。ビタミンの欠乏に対しては、ビタミンB2やビタミンB6といった栄養素を補助すると症状の改善に繋がります。
口唇ヘルペス ヘルペスウイルスを原因とする感染症。唇の周りに水ぶくれのような炎症を生じるのが特徴です。健常者でもヘルペスウイルスに感染(潜伏)している人は多いようです。体調不良や免疫力の低下によって感染力が弱まると、潜伏していたヘルペスウイルスが活性化して症状となって表れます。日本人ではおおよそ10人に1人は発症するとされる非常に発症しやすい感染症であることが分かります。

アレルギー反応の元となっている原因を特定し、その使用を控えることで症状を改善できる場合もありますが、カンジダやヘルペスウイルスなど感染症をを原因としたものも存在するため、単にリップクリームや口紅の使用を控えたり、保湿に心掛けるだけでは治らない場合もあります。なかなか治らない唇の炎症に悩まされている場合、一度、皮膚科専門医に相談してみるのが良いです。

自分ではどうにもならない炎症を抱えている場合、そのままにして放置するのではなく、早めに医師へ相談するようにしましょう。

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管理人

めんどくさがり屋な性格の管理人。コタツでぬくぬくするのが好きです。

美容のことを勉強していますが、底が深すぎて浅瀬にしか到達できない。特にスキンケアの世界は非常に奥が深い。

生活家電レビューとかもやってます。

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