肌の新陳代謝(ターンオーバー)を高める方法

基底層で誕生した角化細胞は、およそ14日かけて表皮最上部の角質層へ到達し、角質細胞へ変化します。角質層でおよそ14日を過ごした角質細胞は、最後には垢(アカ)となってはがれ落ちます。

サムネ画像
目次
  • 新陳代謝を高めることは、肌の健康維持にとても重要なこと
  • 肌の役割 (おさらい)
  • 肌の新陳代謝 (仕組みやサイクル)
  • 肌の新陳代謝を高める方法 いろいろ
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新陳代謝を高めることは、肌の健康維持にとても重要なこと

肌の新陳代謝(ターンオーバー)とは、肌細胞が古いものから新しいものへ入れ替わることをいいます。私たちの体を構成している細胞は毎日、生成と分裂を繰り返しています。これらの体細胞は、構成する部位によってその生まれ変わる周期が異なり、肌の場合では、その周期はおよそ28日といわれています。

  • 最近、肌の潤いや張りがなくなってきた。
  • 乾燥肌がなかなか治らない。
  • ニキビや吹き出物に悩まされている。
  • シミが消えずに残ってしまっている。

こういった症状の原因は、何らかの理由で肌の新陳代謝が低下していたり、肌の新陳代謝サイクルが乱れたり遅くなっていることが一因と考えられます。

シミ

肌の役割 (おさらい)

人間の肌(皮膚)は、大きく分けて表皮部分真皮部分に分かれています。表皮と真皮の下は、皮下組織や筋肉へつながっています。

皮膚

表皮

表皮の層さは0.2mmほどで非常に薄いのが特徴です。一番外側の「角質層」では、古い角質が剥がれ落ちて下から新しい角質がどんどん押し上げられています。表皮の最下層の「基底層」では日々新しい細胞が生成され、おおよそ28日周期で外側の角質層まで到達し、肌の新陳代謝が行われます。

表皮の役割
  • 外部刺激をブロックする。
  • 肌内部の水分保湿力を保つ。

真皮

真皮内部では、コラーゲンやエラスチンが網目状に絡み合うよう形成しており、それらの隙間を埋めるようにヒアルロン酸などの成分が分布しています。これらの構造がクッションの役割を果たして、肌の弾力や張り柔軟性を保っています。

真皮の役割
  • クッションの役割を果たし、肌の弾力や柔軟性を保っている。

肌の新陳代謝 (仕組みやサイクル)

肌表面(角質層)は常に外部刺激や切り傷などの衝撃に晒されているため、新陳代謝によって新しい角質が形成される必要があります。

ここでは、肌の新陳代謝サイクルを簡単に学んでいきましょう。

肌の新陳代謝サイクル

肌の新陳代謝サイクルはおおよそ28日といわれています。

表皮を構成している細胞の角化細胞(ケラチノサイト)は、表皮最下層の基底層という部位で誕生します。それが徐々に表皮上部にまで押し上げられていき、角質層で角質細胞に変化します。角質細胞は、肌のバリア機能や水分保湿の役割を果たしたのち、最後にはアカとなってはがれ落ちて体外に排出されます。

肌の新陳代謝(ターンオーバー)
① 基底層で表皮を構成する角化細胞(ケラチノサイト)が誕生する。
② およそ14日かけて角質層に到達する。 (角質細胞へ変化)
③ およそ14日かけて皮膚からはがれ落ちる。 (計28日周期)

肌の新陳代謝サイクルは、加齢によって徐々に遅くなっていき、40代では40日以上も掛かってしまうといわれています。

シミができる原因

また、基底層には日焼けをしたときに肌を茶色くするメラノサイトという細胞もあります。紫外線によるダメージから肌を守るために、メラノサイトはメラニン色素を生成して肌を保護する役割を果たします。

メラニン色素は、通常であれば肌の新陳代謝によって徐々に体外へ排出されるのですが、肌の新陳代謝が低下していたり、表皮の下の真皮にまで入り込んでしまった場合、シミとなって残り続けることもあります。

困った女性

肌の新陳代謝を高める方法 いろいろ

肌の新陳代謝を高める、または正常に保つためのカギとなるのは、やはり生活習慣を正すことにあります。気に掛けておきたい生活習慣には、以下のものがあります。

  • 規則正しい睡眠サイクル。
  • 睡眠の質。短くて回数の多い睡眠よりも、1回の長時間睡眠(6時間以上)が好ましい。
  • バランスの取れた食生活。緑黄色野菜やフルーツ、ビタミンのほか、納豆や豆腐、大豆などは基礎代謝を高めてくれる食品として知られています。
  • ストレスを極力溜め込まないようにする。

中でも、肌の新陳代謝にとって睡眠時間は非常に重要です。

睡眠

「睡眠の質」を高める

新陳代謝は成長ホルモンの分泌によって活性化されますが、成長ホルモンは、特に睡眠時に多く分泌される物質です。睡眠時間の確保はお肌に欠かせないというのは、こういった理由から来ています。

また、睡眠の質に関しても、留意しておきたいポイントがあります。それは、成長ホルモンの分泌が多くなるのは、入眠してから3時間後ということです。人間のレム睡眠・ノンレム睡眠のサイクルは90分なので、一見すると90分区切りで時間を見つけて睡眠時間を確保すれば良いと思うかもしれませんが、90分区切りや180分(3時間)区切りの短い睡眠を重ねても、成長ホルモンの分泌を促すことには繋がらないということになります。

短い睡眠を数回重ねることよりも、1回の長時間睡眠(6時間以上)を取ることの方が、肌の新陳代謝や体のリセットをする上ではとても大切であることが分かります。

お肌のゴールデンタイムは22時~2時ともいわれていますが、その時間に睡眠することを心掛けるよりも、こういった睡眠の質を高める方がより効果的であると思います。

また、睡眠は体内に蓄積されたストレスも開放してくれるので、生活サイクルをリセットするには欠かすことのできないものであることが分かります。

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めんどくさがり屋な性格の管理人。コタツでぬくぬくするのが好きです。

美容のことを勉強していますが、底が深すぎて浅瀬にしか到達できない。特にスキンケアの世界は非常に奥が深い。

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